<針とシャーレで作る簡易磁力計>
  生徒たちにとって,地磁気やその反転の話はたいてい実験をともなわず,たいくつなものになりがちである.そこで,簡単な磁力計を作製しました.
木綿針を磁石で軽く磁化させて,鼻の油をちょっとつけて,そのまま慎重にシャーレに入れた水面に浮かべるだけ.
こんな簡単なものでも,三原山の玄武岩(1986年噴火)の熱残留磁気らしきものが確認できます.同じサンプルでも置く場所を変えると写真のとおり.
  水面に浮かべるには結構コツが必要で生徒は楽しんでいます.玄武岩以外の岩石では成績が悪いようです.ただ,キャッシュカードやテレフォンカードなどにも大きく反応するので,生徒はそっちの方が楽しいようです.この水面に磁化針を浮かべるアイデアは元大阪府教育センターの鬼塚史朗氏に教えていただきました.かつてバスコダガマは数10本の磁化針を船にもちこんで,他の乗り組み員には秘密に航路を探っていたそうです.


 



<トランスフォーム断層のペーパークラフトモデル >
 T.Wilson(1965)の論文中にある,紙細工にヒントを得て,トランスフォーム断層のペーパークラフトモデルを作りました.地磁気反転の縞模様はA.Cox(1969)の図から作製しました.テープレコーダーモデルのメカニズムがよくわかります.また,海嶺間の距離が変わらないこと,海嶺間でのみプレートの移動方向が異なることが確認できます.

i)  上図の赤線を切ります(端は切り残す).
ii)  緑線に沿って谷折りします.
iii)   4本のクリップで写真のようにはさみます.
iv)   両端を何かに固定するか,手で持って静かにひっぱります.

---------------copyright by Y.Okamoto, 2001-----------------